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てっぺんの街、ひよっこナースの日常

稚内は存続危機だらけ?

駅前では来週に迫った第6回 日本最北端わっかない白夜祭の準備も始まった稚内。そんな中、地元紙である稚内プレスと日刊宗谷の紙面を賑わせたのは寂しい存続危機のニュース2本をご紹介。

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サハリン定期航路、今期運航せずか

稚内からロシアのサハリン州コルサコフへ、夏季限定ながら定期航路があります。稚内側(北海道サハリン航路、第三セクター)とサハリン側(サハリン船舶会社)の折半で維持している客船航路です。しかしこの航路、今年は運航が厳しい状況となっているようです。尤も昨年もこの時期同様の状況に陥っており、結果としては記事にもあるとおりサハリン側が全額負担で乗り切った経緯があり、すでに厳しい感は漂っていました。

 サハリン州コルサコフ稚内を結ぶサハリン定期航路の今季運航が厳しい状況であることが関係者の取材で濃厚になった。

 6日午後、非公開で開かれた北海道サハリン航路(HSL)の株主総会で青山滋社長の後任に、副市長の川野忠司氏を選任したほか、サハリン側が全額負担しサハリン海洋汽船サスコ社が運航した昨年度の運航実績、収支状況などを確認した。

 その中で稚内側としては昨年まで同じような双胴船「ペンギン32」では利用増には繋がらず、仮に同じ船を使用したとしても今のスケジュールでは船の手配なども困難で今季の運航は厳しいとの認識で一致した。

稚内プレス 2019年6月7日「HSL株主総会で今季運航厳しいことで一致 社長に川野副市長選任 」 より)

今年は休暇の希望も出しやすくなったし、乗ってみたいなと思っていたので残念です。

サハリン航路は稚内市民にとって割と興味のある話題で、市議会でも度々取り上げられています。しかしどうも稚内市には興味がないみたいなんですよね。市議会での市長の回答ものらりくらり。外政は票に繋がらないなどと言われますが、ましてや往復のべ3,000名強を乗せられるだけの航路に力を入れる理由もないのでしょう。

稚内北星学園大学、いよいよ廃校か

人口たった3.5万人の稚内市には、意外や意外、大学があります。その名は稚内北星学園大学

 6日、開かれた市議会全員協議会で、稚内北星大学の金森常務理事は大学経営の厳しい状況を報告した上で、今後の大学の存続について理事会を開き協議し方向性を示すことを明らかにした。 (中略)  昭和61年に短期大学として開学し平成12年に改組転換し4年制になった稚内北星大学は、16年に東京サテライト校を開設した数年間は学生数が350人を超えていたが、その後、200人を下回り、今年度は総定員200人に対し122人まで在籍者は減っている。そのうちネパールからの留学生が39人となっている。

([稚内プレス 2019年6月6日「「近く方向性示す」 稚内北星大学の金森常務理事が議会で経営状況報告」)http://wakkanaipress.com/2019/06/06/39018 より)

大学名ではピンとこないかも知れませんが、「wakhok.ac.jp」と言えばIT業界のみなさんならご存じでしょう。過去の栄光ではありますが。

この大学、場所が悪いんですよ。土地がだだあまりの稚内で、なぜそんな町外れに建てたんだと思うようなところにあります。稚内駅からは7 km、1時間に2本しかないバスで40分もかかります。駅近くにあれば市民も行きやすく、一昨年まで募集していた市民向けの夜間部等でもう少し人を集められたんじゃないかと思います。かく言う私も、興味があって調べたからこそ、夜間部の存在を知っていたわけですから。

尤も、稚内市民の大学進学率の低さ*1を踏まえると、そもそも市民には興味がなく駅近くにあっても無駄だったかも知れませんが。いや、逆ですよ。大学楽しいよ、学問楽しいよって宣伝するチャンスを失ったんですよ。と、なんだか割と学問が好きでいるらしい私は思います。

行きにくさからまだ1度も行ったことがないので、これを機に、昼飯でも食いに行ってみますかね。

稚内北星学園大学は山の中

追記: 翌日行ってみたら、こんな山の中だった。

ま、アイスでも食ってまったりしよう。この日々は続くのだから。

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*1:人数が少ないので年度ごとの上下が大きいのですが、4~5割。全国から見ると1~2割低い。