夜勤病棟の女神様(仮)

てっぺんの街、ひよっこナースの日常

稚内北星学園大学、身の丈に合わせて廃止か

大学の存続を願う人が1人でも増えたらいいな。てことで。

稚内北星学園大学は山の中

朝から珍しく稚内の話題

今朝、眠くて吐き気のする朝食中のこと。ラジオから稚内の話題が流れてきました。しかも一聴してNHKのexclusiveであろうことが感じられる大物です。

稚内市北星学園大廃止表明へ

学生の定員割れが続いている宗谷地方唯一の大学、稚内北星学園大学について、大学と、財政支援を行っている稚内市が廃止する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。稚内市の工藤広市長は年内にも市議会の全員協議会の場でこの方針を示す考えです。

稚内北星学園大学は、情報メディア学部を置く宗谷地方唯一の大学で、現在およそ120人の学生が在籍していますが、定員割れによる赤字経営が続き、大学や財政支援を行う稚内市は廃止するかどうか慎重に検討を進めています。 そして、来年春の入学者の募集状況を踏まえるなどした結果、学生の確保は今後も厳しい状況が続くとして、大学を廃止する方針を固めたことが大学関係者への取材でわかりました。

これを受けて、稚内市の工藤広市長は年内にも市議会の全員協議会の場で廃止の方針を示すとともに、大学は廃止の具体的な時期を決めることにしています。 一方、来年度については、市がすでに財政支援を決めているほか、大学も入学者を受け入れることにしていて、すべての学生が卒業するまでは大学を存続させるとしています。 大学関係者はNHKの取材に対し、「今後も定員割れが続く見通しで、廃止は残念だがやむをえない。学生が困らないよう、全力で対応していきたい」と話しています。

稚内市長 北星学園大廃止表明へ|NHK 北海道のニュース (Internet Archive) より)

市民としてはいよいよかと思う反面、来年度の募集中、しかもその広告が稚内市公報に載ったばかりのこの時期にリークしたであろう稚内市筋の行儀の悪さも感じました。

私がこれを聴いたのはNHKラジオ第1で0720頃に流れる北海道地方のニュースでした。そして日勤から帰ってきて、いつも通りにニュースをザクザクと読んでいてちょっとした騒ぎになっていることに気付きます。

本日、NHKが「稚内市北星学園大学廃止表明へ」というニュースを流しましたが、誤報です。市長がそのような表明をする予定はありません。また「大学関係者」が語ったとされるコメントも出ていますが、本学では誰も取材を受けていません。稚内市と協議の上、NHKに対して謝罪と訂正を求める所存です。

稚内北星学園大学×COC on Twitter より)

稚内北星学園大学が真っ向から否定。同大学のウェブサイトにも同様のお知らせがあります。大学側の話を受けてか、Internet Archiveによれば、0617には存在した件のNHKニュースのページは、0805には消えていたようです。

NHKよ、お前も「身の丈に合わせて」と言うのか

稚内北星学園大学宗谷管内唯一の大学。同大学が失われれば、例えば稚内市民が大学に行くために名寄市立大学まで3~4時間かける必要があります。公共交通機関はJRのみ、午前中到着できるのは2本、到着時間帯を終日にしても6本しかありません。

NHKは今年の9月、導入中止が決まる前の大学入試における英語民間試験について、こんなことを言っていたのです。

テストは本当に公平か?

(中略)

都市部と地方の高校の「格差」です。

北海道稚内高校。

「民間試験」の会場はまだどこになるか、わからないといいます。 もし稚内市内に設けられないと、札幌まで往復およそ10時間以上かけて試験を受けに行かなくてはなりません。

列車代だけで、およそ2万円。

宿泊代も重なると、経済的な負担も大きくなります。

テストは本当に公平か? - 特集ダイジェスト - ニュースウオッチ9 - NHK より)

NHKに限らず、萩生田光一文科相の「身の丈に合わせて」発言を散々叩いた連中は今、何をやっているのか。そのとき都合よく使ってくれた稚内が今*1、こんなことになっているのだよ。本当は彼らこそ、稚内を「身の丈に合わせて」と蔑んだ目で見ていたのでしょうね。

存続を願う私にできるたった一つのこと

すでに上述しお漏らししてしまいましたが、私は件のニュースを稚内市筋のリークであると見ています。稚内市にとっては金を食うだけのお荷物になっているものの、市議会の反対が(意外と?)根強くなかなか切れない今、外堀を埋めて一気に事を進めようと狙っているのでは。つまり、廃止は概ね決定なのでしょう。もちろんこれは私の憶測に過ぎませんが、どこから話が出うるのかを考えればあながち外れてもいないはず。

憶測はさておき、私は稚内北星学園大学の存続を願っています。いつかも書いた通り、なぜか学問が好きなんですよ。しかし今の私は廃止が残念と言うことができるほど同大学と関わっていません。私が大学と関わるとしたら、食堂や図書館に行くか学生になるか。この状況に対して食堂や図書館へ行っても役に立たない。となれば学生になるしかない。幸い、夜間はなくなってしまいましたが市民聴講生制度は残っているようです。来年度は聴講生になってみようかなと思います。では、この続きは春が訪れる頃に。

追記: 翌日の珍事

NHKがまさかのお詫びを出しました。

稚内北星学園大 存続目指し調整

(中略)

このニュースを19日の「おはよう北海道」や「ひるまえナマら北海道」などで放送した際、「大学と稚内市が廃止する方針を固めた」とお伝えしました。

しかし、事実関係の確認が不十分でした。

学生や教員をはじめとする大学関係者や稚内市にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

稚内北星学園大 存続目指し調整|NHK 北海道のニュース

本日は北海道新聞、日刊宗谷にも記事が載り、NHKの新たな記事も含め言っていることは皆同じ。第三者に譲渡の可能性を示しており、25日の市議会で市長が発表すると。結果として、稚内市が切り捨てたとて許される流れを作った昨日のNHK報道。マスメディアの効果的な使い方です。あくまで憶測と繰り返しますが、稚内市筋の行儀の悪さには開いた口が塞がりません。

何にせよ、私は廃止の方向だろうという見方を堅持しています。理由は簡単。大学には学生が必要で、同大学には学生を集められる見込みがないからです。尤も、よほど改革を得意とする第三者が譲り受けて、たちどころに人気を集める大学に再生させられる話も変わってきましょう。

つづき

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*1:少なくとも6月からですが。