愛されると言うよりは笑われる地方紙「稚内プレス」に関する数字のお話。
値上げ
この4月から購読料が上がりました。
4月から現行600円から700円に値上げさせて戴くことになりました。
「いたします」と書けばよいものを、小難しい漢字まで使って「させて戴くことになりました」と書くのが稚内プレスらしいですね。値上げした分だけ表現は洗練して欲しいところ。値上げしても日刊紙としては破格の安さですし、新聞はただじゃできませんから値上げは構わないのですが。昨年11月24日よりカラー印刷機を稼働させた際には*1値上げしないと高らかに宣言していた気がしますし、他社の値上げには身勝手と厳しい言葉を浴びせているのに*2、ね。まあこの辺も稚内プレスらしい。
余談ですが値上げ告知号は2面の天地が逆になっています。面付けが自動化されてないのか。
前回の値上げは2016年8月だったので、6年8ヶ月ぶりですか。次は2, 3年後かな?
先週土曜日の紙面でお知らせしたように本紙の月額購読料は平成4年4月以来、24年4カ月ぶりに改定することになりました。100円上がり600円になります。
24年前は200円から500円に値上げしたものですから読者の皆さんの反感を買い1カ月で1000部も減少したものでしたが、その後は皆さんの御理解もあり、ほぼ値上げする前の部数に戻ったことを記憶しております。
(稚内プレス「時の話題「購読料値上げ」 」より)
脅威のカバー率
4月の支払いに行ったついでに発行部数を聞いてみたところ、6,900部だそうです。稚内市の世帯数が1.7万ですから*3、購読率4割ぐらいですか。凄いですね。東京の日刊紙購読率が4割ですよ*4、たった一紙で同等のカバー率。Catalog Pocketで配信中の無料電子版が好評とも言っていたので、同電子版を乗せればさらに伸びるのかな。
道理で訃報が大賑わいなわけだ。ここに載せておけば稚内中に伝わるもんね。私も訃報を見ては「あー、この人」と思っております。
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*1:稚内プレス「新印刷機を導入 プレス紙面 24日からカラー印刷 」
*4:日本新聞協会「日刊紙の都道府県別発行部数と普及度」 2022年10月、新聞協会経営業務部調べ