全国ニュースにもなったためご存じの方も多いかと思いますが、日本最北の書店であったクラーク書店が先月末、2023年6月30日に閉店しました。
このクラーク書店、私にとっても意外と思い出深い本屋です。そう、意外と。本屋が大好きだった私にとって、意外と。今回は同書店にまつわる思い出話。
引っ越してまず見に行ったところの1つ故に
引っ越した直後だったと思います。『まんがタイムきらら』か『まんがタイムきららMAX』かを買いにクラーク書店に行ったんですよね。なかったんですよ。この瞬間に、私はクラーク書店にお別れを言うことになりました。
私はオタク故に漫画雑誌を10誌以上は読んでいたのですが*1、紙媒体で読むことを続けていたんですよね。馴染んでいたこともあり、電子媒体よりも読みやすく感じていたからです。東京から弘前に引っ越してからは『主任がゆく! スペシャル』と今はなき『ビタマン』を書店で定期購読にしてまで、紙媒体を続けていました。まあこの2誌なら仕方ないかと思えたわけです。
しかし稚内に来て、まさか、きららがないなんて。時流が電子化であることはわかっていましたので、ここらが潮時かと。そう、クラーク書店は私に電子化を促し、本屋へ通うことをやめさせたのです。
ちなみにAmazonに切り替えなかったのは、潮時と思ってしまったことが大きかったように記憶します。また、確か当時、雑誌1冊では配送を受けてくれなかった記憶もあります。ま、ヨドバシなんかもあるわけで、やっぱり、クラーク書店に落胆して決した意は変わらなかったのです。
現在の最北の書店は?
共同通信は「「三浦書店」(枝幸町)が離島を除くと専業で最北になるとみられる」と報じましたが*2、これはおそらく誤りです。稚内中央商店街に「本のおおひろ」があるのですよ。
この記事を書いた時点で、最近買った紙媒体の本。うあ、Kindle版出たんかい。
電子媒体の本。
公開時点ではさらに買っていることを考えると、きららで逃した客は小さくなかったのかも知れませんよ。なんてね。
おすすめ関連記事
nsns.hatenablog.com nsns.hatenablog.com nsns.hatenablog.com
*1:変動する中で正確にいくつだったのか把握していませんが。