6回目の実習を終えたばかりのあたしです。その実習の中で使っていた小技のうち、意外と日常生活でお役立ちなのかもと思い紹介するのが今日のネタです。
体温なんて知ったところでと言われそうだけど
今日のネタは体温計なしに体温を推測する方法です。自席に戻れない社畜さんも安心ですね。かく言う私も某IT業界で働いていた頃にはあまり自席にいなかったため、引き出しに入れていた体温計を使うことはほとんどありませんでした。
結論から。体温は次の式で計算できます。脈拍数から推測します。手首で数えられる、あの脈拍数です。
推測される体温 [°C] = 36.5 + (1分間の脈拍数 - 65) ÷ 10 × 0.55
(社畜さんが仕事中に推測するなら、脈拍数が85回/分を超えるぐらいからが実用的)
肝となるのは体温上昇による脈拍数*1の上昇。体温0.55°Cあたり脈拍数10回/分、上昇します。踏まえて平常時の体温を36.5°C、脈拍数を65回/分と仮定すると、上述の計算式ができあがります。自分の平時体温、脈拍数を正確に知っている人はその値を入れてください。しならなければ上述の値のままで、健康な成人なら*2そんなに外しません。
85回/分で微熱(37.5°C程度)、95回で明らかな発熱(38.0°C程度)と言ったところでしょうかね。「100回/分を超えたら薬飲んで仕事しよう」とかでもいいかも知れません。ダメです、お休みしましょう。
なお、脈拍数は安静時の脈拍数です。客先で針のむしろ、緊張の限界なんてときに数えてはいけません*3。トイレで一息つきながら数えてみてください。
あくまで風邪の発熱程度に使ってね
これは本来、体温と心拍の相関が崩れていないか、すなわち発熱の裏に危険な異常が潜んでいないかを知る方法の1つです。よって今回のネタは、あくまで社畜としてせっせと業務に励む、それなりに健康な成人用の話です。風邪っぽいなーとか、熱っぽいなーってときに、仕事を休む決心をするおまじない程度に使っていただければと思います。言うまでもなく、可能ならば体温計を使いましょう。
次回も看護学生が普段使っている小技から、日常生活に役立ちそうなものを紹介する予定です。