こちらで生活も4ヶ月以上が過ぎてから「思えば遠くに来たもんだ」と気付いてしまった私です。そんな遠くの夏がどんなものか、ちょこっとご紹介。
青森の夏は涼しいのか
青森市は涼しくても弘前市は暑い。青森の人はそう言います。弘前は盆地になっており、青森の中では、夏、暑い。尤も今夏はどこもかしこも暑かったようですが。本業のお供、ラジオからは猛暑、そして熱中症のニュースが延々と流れてきていました。
でもやっぱり、東京に比べれば全然涼しい。
8月に入ってからは自宅に引きこもって延々衣装製作だった私ですが、実は、今夏、クーラー*1の電源を入れることはありませんでした。さすがに今日はミシンのためにと思った日もありますが、そんな日はあまり踏む必要がなかったので入れずじまい。
夜間になれば確実に気温は下がります。高いときでも28度はなかったんじゃないでしょうか。暑くて眠れないってないんですよ。7月31日の夜、買い物で東京に出たとき「あー、夏の夜はこれだよなー。弘前の昼間より暑く感じるわー」ってほど違います。
その代償が冬の雪になるのですが。
しかし「夜は涼しいよね」とか言っちゃうのは私が東京にいたから。住んでいるアパートを見ても、他の部屋は室外機が回っていました。どんだけ冷やしてたんだろうねぇ。
お盆、帰ってくる人でごった返すのか
そう、こちらの盆暮れは迎える側なんですよね。スーパーではお盆のお迎えグルメがおせちの如く注文受付中になっていましたし、新幹線は帰省ラッシュにあわせて大混雑です。そりゃもうあの大量の人が戻ってくるのだから街も賑わうはず。なんて思う私ではありませんが、予想を遙かに超えたことが起きたのです。
街に人がいない。
13日の夜、18時か19時頃でしょうか、いつも通りに夕食のために外に出ました。自宅の周りに人がいないのはいつものことですが、普段なら車が通っている通りでも車が極端に少ないんです。スーパーなんて駐車場がスカスカ。当然店内に人はいない。なんだなんだ?
実は人が少ないことに気付く前に、珍しいものを見ました。迎え火です。弘前では*2当然のことのようで、あちこちで迎え火が焚かれていました。大きな通り沿いの家では歩道を使って焚いていたりも。
つまり、人が本当にいないわけではない。家にいるんですね。これも迎え火同様、彼らのお盆では当然のことなのかも知れません。確かにこちらでは、スーパーでもお盆グッズがじゃんじゃん売り出されており、お盆に対する姿勢は東京とだいぶ違う感じでした。その結果が、街に人がいないってことなのでしょう。
なお、翌14日の夜も人はいませんでした。15日は不明、東京に出ちゃったので。次に夕方の弘前を見るのは17日になりますが、そのときは多少少ない気がする程度でしたね。送り火はしっかり焚かれていました。この送り火も不思議で、その後、20日までは見ることになります。
東京ではお盆なんて夏休みの言い訳にするか、朝の電車が空くことを喜ぶか。その程度のものですよね。弘前に来て、日本にはお盆ってものがあるんだなって妙に感心してしまいました。
ちなみに迎え火の13日にはもちろん、バーベキューも見かけました。14日はあいにく雨だったからねぇ。
夏に流れてくる歌と言えば
相場ってものがありますな。
8月前半、毎日聴いていた弘前のコミュニティFM、FMアップルウェーブによればこんな感じでした。
渋いな。「リバーサイドホテル」は確かに夏だわ、これはうまい選曲だと思う。しかし「案山子」はどうなんだ? 先述の通り、お盆で戻ってきている中で「元気でいるか」はねぇだろ。帰ってこない人たちを想定しているのかねぇ。
- アーティスト:井上陽水
- 発売日: 1999/07/28
- メディア: CD
- アーティスト:さだまさし
- 発売日: 2003/03/19
- メディア: CD
今日はこの辺で。夏の話は次回も続けようかなと思いますが、看護とか病気とかのお話の予定。