夜勤病棟の女神様(仮)

ひよっこナースの日常

別科入試問題なる彼を知る

別科入試特集、第2回。今回は受験した北海道教育大学養護教諭特別別科の一般入学試験問題を分析していきます。

全2回の特集のはずが全3回になりました。

  1. 別科入試特集 第1回 概観
  2. 別科入試特集 第2回 試験問題分析 (この記事)
  3. 別科入試特集 第3回 試験勉強法

一般入試は1科目、公衆衛生のみ

ここは非常にありがたいところですが、次回触れることになるでしょうが厳しいところでもあります。

内容は広さ、深さともに看護学校で扱う教科書でカバーできます。この辺も勉強方法に大いに影響します。

問題構成

手元にある過去問によれば2019年度以降、問題構成は変わっていません。2019年度より前は手持ちが抜けてしまうのですが、2013年度以前は全く異なる問題構成であることを確認しています。

さて、その近年の問題構成はこんな感じ。

  • 問1 (20点)特定領域の多肢択一式問題
  • 問2 (20点)概論、統計を主とした正誤問題
  • 問3 (30点)様々な領域の記入式穴埋め問題
  • 問4 (20点)特定領域の語群選択式穴埋め問題
  • 問5 (10点)特定語句についての記述式説明問題

6割で合格が標準の資格試験脳でこれを見てしまいますと、問1, 4, 5で問われる領域が読めれば負けようがないと思ってしまうわけですが。この入試はそんなに甘くないとは言え、そこがわかればかなり楽なのは確かですよね。

ならば傾向を見てみようじゃないか。

出題傾向

問1, 4, 5でどの領域に出題されているのかを数えてみました。

概論 統計/疫学 感染症 栄養 産業保健 精神保健 学校保健 地域保健 健康教育
2024
2023
2022
2021
2020 ●●
2019
4 3 2 2 1 2 1 1 2

公衆衛生概論からの出題が最も多い。次点も統計/疫学と、公衆衛生学の教科書の序盤だけで戦えるところですね。

ちなみにここに載っていない、出題されたことのない領域は環境保健、成人保健(生活習慣病対策)、高齢者保健、母子保健*1、難病対策。このうち母子保健と難病対策は問2, 3でも問われたことがありません。

今回は母子保健、特に感染症と絡めて梅毒、風疹を軸にTORCH症候群とか出ますよ! って予想して直前のセットアップをした私の立場は何処に。

それはさておき準備は整った。次回は合格するための受験勉強方法について。

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*1:作りの新しいナーシンググラフィカは「親子保健」としていますね。素敵。