おいしく食べて回復するために
もし入院したら、病院が出してくれる食事、病院食を食べることになります。食事の内容は患者さんに応じて調整されますが、原則は「おいしく食べて回復しよう」です。特に「おいしく食べて」は外せません。
しかし「おいしく食べる」というのはなかなか難しい。
- 料理の味がよくおいしく食べられた
- 食事中の会話が楽しくおいしく食べられた
- 二日酔いも収まりおいしく食べられた
例を挙げれば切りがないのでこの辺にしますが、「おいしい」に導く要素は意外と幅広いものです。今回取り上げるのは二日酔い明けと話が近いかも知れません。
気持ちよく「ごちそうさま」するために
入院患者さんの中には(そうでない方の中にも)ものをうまく飲み込めない方もいらっしゃいます。もっと言ってしまえば、食べていてむせてしまう方。でも食事中に毎度むせるのではおいしく食べられませんよね。これは「おいしく食べる」の危機*1と言うことで出番となるのが、今日のネタ「とろみ剤」です。
さらさらの液体でむせてしまう方も、とろみを付けた液体ならむせずに飲める場合が多いことから、液体の料理に対してはとろみ剤が使われます。
スティック状になっていて、食べる直前でも料理に添加できます。ひょいと封を切ってサッと入れるだけで液体にとろみが付く魔法の粉。
とろみを付けたそれ、おいしいの?
液体でむせてしまう場合、お茶を飲んでもむせてしまうかも知れません。となれば、お茶にとろみ剤という選択肢もあります。とろみのあるお茶、おいしそう... ですかね? ここまで書いておいて何ですが、私にはまずそうとしか思えません。
しかし思っているだけでは真実はわかりません。実際にとろみを付けて食べてみましょう。
- 紅茶(無糖、冷たい)
- まずい、正直に言ってまずい
- 味に変化はないと思う
- でもとろみがあるだけでまずい
- 期待している舌触り、のどごしと違うから?
- フルーチェみたいに甘かったりしたらおいしそう
- 温かい方がよさそう
- 味噌汁(温かい)
- おいしい、意外とおいしい
- 味に変化はないと思う
- とろみはあるけど、味噌汁だなって
- 味がしっかりしているものならいいのかも
結果、とろみが合うものと合わないものがあるのかなってことになりました。まずいと感じてしまうものをどうしたものかは、看護学生としては考えていかないといけませんね...。
もしとろみ剤を試したければ、薬局や介護用品店の他、Amazonでも買えます。病院の売店に縁のある方はそちらでも買えるかも。私も使った3gのスティックタイプの方が気軽に試しやすいかと思います。酒の肴に持って行ったりできますよ。
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