夜勤病棟の女神様(仮)

ひよっこナースの日常

新人研修室の入場券

ベッドメイキング試験、どうだった?

見込み通り、ベッドメイキングの実技試験に合格しました。よかったよかった。例年合格率が5割ぐらいと教員からも学生からも聞いていたのですが、今年はだいぶ上回りそうな感じ。1/3の学生の結果が判明している状況で、8割ぐらいかな。

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試験は7つのグループに分けられ、それぞれのグループで1人ずつ、違う教員が評価します。そう、このやり方だと出ますよね、あの教員は厳しいとか、この教員は優しいとかって話が。評価項目を細分化し、その採点基準を主任から展開する形で整えてはいるようですが、実際のところ避けられないことでしょう。100点満点中80点で合格。最大で5点/項目だったかな。4点から1点の得点もありますので、どの程度引くかで違いが出ないとは誰も言えない。そもそもどれだけ引くかを含め、各項目の基準が定量的に示されているわけではありませんから、どうがんばっても揺れは生じます。

私は永遠の17歳ですから、当然揺れは生じると踏んだ上で楽しめますし、それなりの対策も講じます*1。しかし永遠じゃない18歳の彼女たちにしてみればなかなか難儀なところかなと思います。そもそも彼女たちの感覚が言う厳しい、優しいってのはきっと、私が感じているものより鋭く正確なんだろうなとも思います。

そんな中で1点足りずってのを見ちゃうと、その点数ってどれだけ正確なのかなぁと私でも思ったり。教員側に立って言えば、総じて不足がある中で偶然1点不足だったからそのまま出したってことなんでしょうが。評価項目を細分化しておきながら「総じて」は禁じ手だというのが中立な物言いでしょうか*2

変な人であり続ける努力

「一発合格した人よりも、不合格で練習を続けた人の方がうまくなったりするんですよ」とはある教員の弁で、その通りですな。確かに一部の学生は天才とは言わないまでも資質故にうまいのでしょうが。大多数においてはどれだけ訓練したかで優劣が付く。

私はベッドメイキングを習ってから毎日欠かさず練習してきましたが、違和感を覚えつつも当たり前の光景を目の当たりにしました。2, 3年生が遊びに来ないんですよね。ちょいと助言をくれたりしない。某IT業界にいた昨年まで、この時期に(と言うにはちょっと遅めですが)自社に戻るとたまには研修室を覗いて、集合研修中の新人をいじっていたものです*3。今年はその新人に戻りましたが、来年からはまた、新人と戯れに行きます。そのために、毎日とは言いませんが、ちょいちょい練習を続けていきますよ。

*1:もちろん彼女たちにも伝えられるだけは伝えたつもり。

*2:それでも禁じ手を意識して対策するんだよね。

*3:こういう暇そうな動きができるのは永遠の17歳だからなのかも知れませんが。