夜勤病棟の女神様(仮)

ひよっこナースの日常

名前は書けた? 稚内看護は0.37倍

今年も最北端、稚内にある稚内高校衛生看護科の入試倍率を肴にしましょう。今年の試験は日付が変わって一昨日、3月2日。先週あたりから気温も上がり穏やかな日が続いておりましたので、今年の受験生は合格者しかいませんね。そう、名前が書けたかが大切なのです。

過去の肴はこちら。

2023年、稚内看護は依然低調な0.37倍

稚内高等学校 衛生看護科 入学者選抜状況

募集人員 推薦標準枠 1次*1 出願者数 *2 1次 受検者数 *3 1次 倍率 1次 合格者数 2次 受検者数 2次 合格者数 入学者数 1次推薦 受検者数 1次推薦 合格者数 1次 一般募集人数 1次一般 出願者数 1次一般 倍率
2023 40 20 13 27 10 0.37
2022 40 20 16 16 0.40 16 0 0 16 6 6 34 10 0.29
2021 40 20 27 27 0.68 27 0 0 27 15 15 25 12 0.48
2020 40 20 24 24 0.60 24 0 0 24 11 11 29 13 0.45
2019 40 20 42 42 1.05 40 0 0 40 9 9 31 33 1.06
2018 40 20 39 38 0.95 39 0 0 39 25 20 20 19 0.95
2017 40 20 53 53 1.33 40 40 23 20 20 33 1.65
2016 40 20 36 35 0.88 35 1 1 35 20 20 20 16 0.80
2015 40 20 33 33 0.83 33 0 0 33 17 17 23 16 0.70
2014 40 20 39 39 0.98 39 0 0 39 18 17 23 22 0.96

北海道教育委員会「高等学校入学者選抜情報」をデータソースとして、「1次 倍率」列および「1次 一般募集人数」列以降は手元で算出、その他はそのまま引用しています。「1次推薦 合格者数」列までデータソースのままとした列順です。2021年の推薦合格者数は「推薦入学確約書提出者数」を入れています。

1次一般で0.37倍、昨年比では微増。当blog観測史上最低の更新は免れたものの、依然として極めて低調です。

稚内高校 衛生看護科 1次一般倍率推移

ちなみに今年も宗谷管内で1.0倍を超えた高校はありません。最高は0.88倍の稚内高校商業科。同普通科が次点で0.75倍。普通科がそれなりの数字なのはともかく、毎年商業科ががんばってるんですよね。この辺は少し深く考えてみるとおもしろいかも知れません。

それでも衛生看護科が維持される理由

定員の半分の確保がやっとなら廃止しちゃえよ、税金の無駄遣いだろ、と思ったけど、まあ20人いれば困ることないか。もちろん教育に金をかけることに異論はなくて、あまりに少ないのだったら奨学金握らせて札幌にでも集めた方がいいよね。でも、そんなことには絶対ならない。10人ぐらいまではがんばるんじゃないかな。

なぜ? そんな話をどこかでしようと思いつつ1年近くが経過したのですが。今もなお学位取得に必要な学修成果レポートに忙しいので、落ち着いたら。


お、社会人入試特集があるんだね。

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*1:1次試験は言い換えれば前期日程。2段階選抜ではありません。

*2:1次 出願者数 = 推薦合格者数 + 一般出願者数。おかしく感じるけど、数字を見る限りこういうことみたい。

*3:1次 受検者数 = 推薦合格者数 + 一般受検者数 。1次 出願者数に準ずる。