夜勤病棟の女神様(仮)

てっぺんの街、ひよっこナースの日常

災害対策として発電機購入助成が始まる

先週、VFR800Fに乗り中山峠を越えんとするときにPGM-FI警告灯が点灯してしまい、峠の道の駅で札幌へと引き返し今年のバイク旅は終了しました。バイクを冬季点検に預けるべくディーラーで手続きをしていると、両脇からなかなか興味深い会話が。右隣はCBR1100XXのオーバーホール上がり。エンジンをばらしてカムチェーン等を交換したようで、まだまだ乗るんでしょうね。北海道を旅するにはよさそうなバイクです。

さて、左隣の話題が今回のネタ。

苫東厚真発電所

札幌市が在宅酸素療法の災害対策として発電機の購入助成を始めた

経鼻酸素カニューレをつけて、酸素ボンベを転がしながら現れた客。どう見ても在宅酸素療法、通称HOTの患者です。時節柄、除雪機のメンテか購入かなと思ったら、発電機の話をしているんです。どうやら停電に備えて発電機をお求めのご様子。しかも、札幌市の助成金が出ると言ってるじゃありませんか。後ほど調べてみると、札幌市は2019年10月から「札幌市障がい者等災害対策用品購入費助成事業実」として、在宅で人工呼吸器や酸素濃縮器を使う市民向けに、発電機購入を助成しているのです。

ざっとウェブを検索した限りでは他の自治体の例は見つけられず、全国でも珍しい施策のようです。前触れもなく大規模停電を起こした北海道らしい取り組みですね。その停電時、在宅酸素療法導入者向けに避難所には発電機を完備すべきと唱えた私です。札幌市には大きな拍手を贈ります。素晴らしい。

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札幌市の人口は約190万人、在宅酸素療法導入患者は1,900人程度*1、在宅人工呼吸器使用患者は36人程度*2と推測されます。一方、札幌市が有する一般病床数は約22,000*3。病床に対して約9%と稚内市よりは低いのですが、十分に大きな数字。これだけの「元気な」患者が災害時に病院に押し寄せたらと考えると。ましてや札幌の病院には災害時、北海道各地から重症患者が空輸されるでしょうからね。助成金を最大に見積もって2.3億円、歳入の0.02%、税金使ったらいいじゃないですか。発電機購入として市場にも確実に環流し、最高ですよ。

全国的に発電機購入助成が広まってくれたらいいなと思います。特に北海道や千葉県は、経験を糧に先鞭をつけましょうよ。稚内も、ね。ゴルフ場やカーリング場より安いから。

ふと思い出す燃焼の3要素

可燃物、点火源、そして酸素供給源。

在宅酸素療法にあたっては火災予防のため、ガスコンロの使用も禁じられるほどなんですよね。尤も、喫煙、COPD、在宅酸素の流れが多いので、禁煙できずドカンとやっちゃう例もあるんですが。今時の発電機はガソリンが燃料ですから3要素中2要素が、それも最高の2要素が揃ってしまうので、それはそれで危険なんでしょうかね。ガソリンは空気中の酸素と静電気で十分にドカンとやれますので、在宅酸素療法がどうのって言う必要もないかなと思います。

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*1:以前の記事を読んでね。

*2:厚生労働省在宅医療の現状」によれば2016年の在宅人子呼吸器使用患者は全国で約2.4万人、全国に占める札幌市の人口比率をかけ算。

*3:2014年時点。「札幌の医療に関するデータブック」より。