夜勤病棟の女神様(仮)

てっぺんの街、ひよっこナースの日常

震災の中の勤務に思う、今は看護師です

お久しぶりです。恒例の夏休みをいただいておりました、と言いたいところですが、今年はコミケへの参加を見送っています。新幹線のありがたみを知りました。来年に備えます。

代わりに十数年ぶりにバイクに乗り出しました。看護師はシステムエンジニア比で圧倒的に定時に帰れますし、稚内は日が長く、ちょいと走れば素敵な景色なので平日の夕方1時間でも楽しめます。稚内で赤いVFR800Fを見かけたら、気軽に声を掛けてください。

さて、本題。今や北海道は日本の話題の中心ですよ。北海道胆振東部地震、そして停電に関する話を。とは言え、みなさんニュース等で私よりよく知っていることが多いことでしょう。何回かに分けて、斜め上の話だけを。

稚内の被害は停電だけ

9月6日未明、稚内はほとんど揺れませんでした。私が目を覚ましたのも揺れのせいではなく、停電のせいです。そこは元IT業界民、停電となればUPSのアラームで目を覚まします。ちょっとした停電だろうと思って放っておいたらいつまでも鳴り止まず、外を見たら真っ暗。

Blackout. It's a view from my window. Even traffic signals are down.

そのうち目の前の北電稚内営業所の灯りだけが点いたので、これはヤバいんだなと思いながら、改めて眠りにつきました。

Hokkaido Electric Power Company Wakkanai Office starts to work. It would be to respond to the blackout.

結果として稚内は最短で16時間程度、最長で44時間程度の停電に見舞われます。停電以外の被害はありませんでしたが、ここをご覧のみなさまならお察しのことでしょう。今や何にでも電力を用いていますからね、いろいろ止まります。未だに物流は大きな影響を受けています。

我が家は40時間ほど停電でした。ちなみに停電で真っ暗になり灯りに困った人は多かったようですが、私は普段から使っているヘッドランプで難なく過ごしていました。部屋のドアノブに引っかけてあるので、真っ暗な中でもすんなり使い出せましたしね。

PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAD ブルー

PETZL(ペツル) TIKKA ティカ E93 AAD ブルー

ヘッドランプはPetzl TIKKAの古いモデルを使っています。実は地震の前日、最近のはもっと明るいんだろうなと、更新の検討をしていたんですよね。偶然ってあるんですねぇ。ちなみに今日、最新のACTIK COREを発注しました。

「あ、看護師になったんだ」と思った日

私の地震当日の勤務では研修が予定されていたのですが、研修は中止され、通常の病棟業務となりました。完全に停電していましたので、病院は自家発電での運用です。とは言え、データセンタ*1なんかとは乗りが違います。かなり限定的な運用です。外来と検査はほとんど止めて、病棟を維持する運用。まあ、この辺の話はそのうち。

看護師として約半年働いてきましたが、この日、どんなときよりも「あ、看護師になったんだ」って思いました。勤務中に世間の状況がわからないんです。どこで何が起こっているのか、いつ復電する見通しなのか、何もわかりません。病棟を維持することだけが業務ですから。その辺の情報を仕入れることができません。*2

システムエンジニアとして働いていた頃、私は東日本大震災を経験していますが、そのときは業務中でも世間がどうなっているのか情報を得るようにしていました。それも業務のうち。この経験があったので、ああ、違う仕事をしているんだなって思いました。

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*1:IT業界ががんばりすぎているせいで、周りの誰もがITサービスの停止を想定していないよ。これ、己の首を絞めてんじゃねーの?

*2:情報を捌くことを業務とする連中がいて、そこで要約されてきた情報が配信される、とゆー素敵な病院もあるんでしょうが。