本日、稚内市樺太記念館が稚内副港市場(わっかない海の駅)にオープンしました。奇しくも北海道サハリン航路が稚内とコルサコフを結ぶフェリーを今年は休止すると発表した2018年5月25日、オープンです。珍しく*1終日降りしきる雨の中、ネタを仕入れるべく早速行ってきました。
稚内副港市場に入り、トコトコと2階に上がってキョロキョロと記念館を探します。
閉館してた
いきなりこの記事が終わってしまう展開。
稚内市が運営しているそうなので、開館時間が17時までというのもわからなくはありません。が、記念すべき初日ですよ。お役所の皆様が17時までの営業にしようと考えるように、17時まで仕事をしている市民の方も多いはず。本格的な観光シーズンを迎える前に、まずは市内で盛り上げ1人でも多くの市民に見てもらい、市民一丸となって観光客を迎え入れる準備をしようじゃないかと考えて欲しかった。
追記: 後日、開館時間中に行ってきたよ!
前日どころか当日になってもやる気が感じられない
私が稚内市樺太記念館のオープンを知ったのは、昨日、冒頭の写真にある看板を見たからです。あまり通る道ではないので「あれ? こんなのなかったよね?」とGoogle先生に聞いたわけですね。すると、引っかかるのはごく僅か。
- 樺太記念館25日開館 資料1000点展示、引き揚げの歴史後世に 稚内(北海道新聞、2018年5月24日)
- 稚内市に樺太記念館 開館へ(NHK北海道、2018年5月24日)
- 稚内の樺太記念館が25日オープン(HBC、2018年5月23日)
- 稚内市樺太記念館オープン! (広報わっかない 2018年5月号、2018年5月8日)
- 稚内市に「樺太記念館」開館へ(個人のblog、2017年12月10日)
これだけ。嘘だろ。オープン前日だよ? いわゆる公式サイトはないの? ちなみにGoogle先生が第1候補として提示したのは「稚内市 樺太資料展示施設整備 基本構想計画書」でした。
オープン当日22時になっても、つまり1営業日を終えたあとも、稚内市樺太記念館が入る稚内副港市場のウェブサイトやTwitterにも案内なし。ウェブサイトにあるフロアガイドにおいて、該当する場所は空欄となっています。稚内市役所が公開しているイベントカレンダーにも書かれていません。
言い訳はよくない
観光客を含め人の流入が少ないことに苦しみ嘆く稚内。その原因を環境に求める話やニュースは多いのですが、その話、どうなんですかね。
と、ぼやくだけでは私も同じ穴の狢になってしまいます。よそ者、馬鹿者、若者がそれではいかんだろうと、ひとまず記事にしてみました。こんな記事でも、Google先生の回答を賑わせるぐらいはできることでしょう。そして1人でも多くの人が、ひっそりとオープンした稚内市樺太記念館に興味を持ってくれたらなと思います。
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*1:多分、私が引っ越してきてから初めて。越してきた頃は雪だったからね。