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第107回看護師国家試験を味わう(2) 日本看護学校協議会の物言いは妥当なのか

誰もやらないのなら私がやろう。金にならないからね。とゆわけで、日本看護学校協議会からの物言いと厚生労働省の採点除外等を比較してみましょう。

今回、第107回看護師国家試験も合格発表前に日本看護学校協議会より物言いがつきました。試験を楽しむ私に言わせれば美しくない意見が多いなという印象でしたが、それはさておき、物言いが厚労省による採点除外結果とどう対応したのかを見てみましょう。

日看学協は大きく外している

107回 問題番号 日看学協 厚労省
午前2
午前9
午前11
午前18
午前70
午前83
午前100
午後4
午後5
午後12
午後22
午後24
午後65
午後105
午後114
午後117

(凡例: ○難度が高すぎる, ●問題の質が低いか誤り)

嘘でしょ。やってみるものですねぇ。全然対応していない。false positive 2.5%、false negative 41.2%。難度に至っては1つも当たっていない。

なお、ネタはこちら。古くなると消される予感がするので二次情報も書いておきます。

射撃の問題か、的の問題か

日看学協の物言いが厚労省の出した結論とあまり対応していないということは事実です。踏まえて、対応していないことがどうなのかは3通りの考え方がありましょう。

  1. 日看学協の意見が適当であり、厚労省の結論が不適当である
  2. 日看学協の意見が不適当であり、厚労省の結論が適当である
  3. 日看学協の意見も厚労省の意見も適当である

「日看学協の意見も厚労省の意見も不適当である」というのもあるかも知れませんが、そこまでは踏み込みません。

それぞれの物言いについて、日看学協と厚労省のどちらが適当なのかを、次回以降、ゆっくりと検討します。

なお、試験問題としての質、解答を導出できるかという点については、厚労省の結論が適当であるということを前提としています。これは私の意見に他なりませんが、さすがに、試験としてはよくできています。どれもこれも、答えは出せるんですよ。

受験者は日看学協の要望書に一喜一憂するべからず

合否に関しては、事実だけから言うことができます。受験者は日本看護学校協議会から物言いで喜んではいけない。自分のできていなかった問題に物言いがついたからといって、採点除外等を期待しない方がいい。

第106回が今回と同じように、日本看護学校協議会から物言いが付き、厚生労働省は結果として8問もの採点除外等を出しました。その流れから今回、第107回も「ボーダー*1が下がるのでは」という期待が受験者の間に生じたようです。しかし、今回物言いと結果の対応を調べたところ上述の通り。

ぬか喜びするなかれ。これが第108回の受験者に贈る言葉です。

ちゃんと第106回分もやってみたよ

106回 問題番号 日看学協 厚労省
午前10
午前15
午前27
午前51
午前52
午前64
午前66
午前79
午前80
午前92
午前95
午前112
午後2
午後14
午後31
午後33
午後36
午後51
午後54
午後60
午後72
午後91
午後93
午後97
午後108

撃って撃って撃ちまくれ。false positive 6.8%、false negative 20.0%。

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*1:合格に必要な点数。と繰り返しの註釈。