大型二輪教習の卒業検定を終えて、保育士試験をそこそこの具合で乗り切り、同人誌締め切りの修羅場を切り抜けた私です。今日はその保育士試験の勉強中に見つけた、生理に関するキャンペーンのお話。
青い血液の秘密?
英国の生理用品ブランドBodyformが突然に、 #bloodnormal と銘打ったキャンペーンを始めました。それが何かを示す映像がこれ。
生理用ナプキンの宣伝でおなじみ、謎の青い経血。そんなものは実在しない。本物の経血は赤いことを示すことで、後ろ暗いものとされていた生理を日の光の下に解放しようというキャンペーンです。
せっかくあれこれとわかっている世の中ですから、経血の色に限らず、生理に対する正しい理解*1が広まることは素晴らしいことだと思います。今は生理のことなど隠されない環境におりますが*2特に困ったことはありませんしね。
しかし、このキャンペーン、どうも落ち着かないところがあるんですよ。
青い尿の秘密?
衛生用品の中には、他にもう1つ、青い液体を使ってその吸収力を宣伝しているものがあるのです。おむつです。そりゃそうですよね、同じ仕組みの製品ですから。子供用も、大人用も、青い液体を使って宣伝しています。
これ、どうするの?
尿となれば淡黄色の液体にするのが正しいと言うことになるのでしょうが、赤と違ってハッキリ見えないんですよね。宣伝に向かない。ただ、経血は赤いからと主張するなら避けて通れないわけです。
ここまで書いてふと思うのは、青い液体による宣伝は紙おむつのと生理用紙ナプキンと、どちらが先だったのでしょうか。残念ながら、調べられませんでした。紙おむつが先であるならば、後ろ暗いというのは後付けで、そもそもは見やすくするためだったのかも知れません。
なお、製品としての前後は出てきました。吸水性ポリマーを用いた製品は生理用紙ナプキンの方が先だったそうです。
- 「1978年(昭和53年)、初めて高分子吸収剤(右図)を使った生理処理用品が発売されました。」(日本衛生材料工業連合会「ナプキンの歴史」 より)
- 「1984年に紙おむつの性能を飛躍的に向上させる、画期的な新製品が登場しました。高分子吸水材が紙おむつに採用されたのです。」(日本衛生材料工業連合会「紙おむつの歴史」 より)
私の意見としての結論は「生理について男女問わず隠さず明るく話すのは望ましいこと。でもその支持なり結果なりを宣伝の液体の色に求めるな。直接生理について語れ」てとこかな。
みんなに便利な生理用ナプキン
最後に小ネタ。生理用ナプキンは生理用と思われがちですが、いや、間違いなく生理用なんですけど、意外と活用の幅が広いのです。
吸水性抜群、常備や持ち運びに便利なサイズ、価格が安く入手性もよい、そんな素晴らしい品は活用しないとね。吸水シートとして便利です。在宅看護では*3ベッド上で傷や汚れを洗うときに使えます。濡らしたくないところで水を使うときがあったら、試してみてください。逆に濡らしてしまった、濡れているところの水分を拭き取る、吸い取る場合にも使えますよ。滲出液を吸収するためのガーゼ代わりに使っている例もありますね。
災害時に不足しがちなものとしてあげられる生理用ナプキンですが、日頃からみなが利用していれば「その辺にあるよ」ってなったりするかも。また防災用品として、老若男女問わず準備しておくとお役立ちかも知れません。

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